古典の物語 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
274051 | 日本文化創造学科 | 後期 | 2・3・4 | 2 | 中川 正美 |
授業の主題(テーマ) |
源氏絵を読むー第三部、宇治十帖の世界 |
授業の目標(講義概要) |
源氏物語は流布すると時をおかずに絵画化されたとおぼしいが、現存しているのは一一世紀に成ったと考えられている国宝の絵巻であり、室町時代以降に定型化され量産された屏風や画帖、あるいは版本の挿絵である。こうした源氏絵は源氏物語享受のありようをおのずと示している。まず源氏絵がどの場面を描いているかを考え、つぎにその場面選択から源氏物語がどのように享受されていたのかを考察する。本年は光源氏亡き後の、第三部の世界を取り上げる。 |
授業計画 |
1 源氏絵とは 2 源氏絵研究の意味 3 源氏絵の場面比定と図様選択−匂兵部卿・紅梅巻 4 宇治十帖について 5 竹河巻 6 橋姫巻 7 椎本・早蕨巻 8 総角巻 9 宿木巻 10 東屋巻 11 浮舟巻 12 蜻蛉巻 13 手習・夢浮橋巻 14 絵に見る第二部の世界 |
評価方法 |
定期試験と受講態度。欠席が授業時数の三分の一を越えた場合は単位を認めない。 |
テキスト |
備考 |
資料準備の都合上、一回目の授業に出てみて、よく考えた上で受講の意志を示してください。一回目の授業に出席できなかった人は、二回目の授業までに受講の意志を申し出て下さい。最初の二回をやむを得ず欠席する場合は、あらかじめ意思表示をしておいてください。 |