口承文芸フィールドワーク

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
264901   児童文学科 後期 2・3・4 2 鵜野 祐介

授業の主題(テーマ)
大阪府能勢町の口承文芸のフィールドワーク

授業の目標(講義概要)
口承文芸や子ども期の民間伝承の諸領域(民間説話・民謡・わらべうた・遊び・民間芸能・年中行事・人生儀礼など)について、現地における参与観察や聞き取り調査、地域住民との交流などを通してその伝承の実態を知ると同時に、継承や再創造に向けての方策を探る。以上を通して、子どもにとって伝承文化や家庭・地域社会が持つ意味を考える。また、可能な限りにおいて、取材された記録・資料の保存と公開(報告書刊行など)を行う。
大阪府豊能郡能勢町は、大阪府最北に位置する豊かな自然に恵まれた里山の町であり、浄瑠璃伝承の地としても知られる。お年寄りから子どもまで、さまざまな世代の方々との交流を第一に考えているので、「田舎」の暮らしに関心のある方にもぜひ受講していただきたい。

授業計画
11月と1月の2回、現地を訪れてフィールドワークを行う(1泊2日:ユースホステル利用の予定)。
11/4(土)−5(日):「亥の子」
1/13(土)−14(日):「狐がえり」
2つの年中行事の参与観察の他、現地の方々に民間説話・遊び・わらべうたなど子ども期の民俗文化についてお話をうかがう。またできれば、小学生との交流の場を設けたい。なお、受講者には10月上旬にオリエンテーションを行うので、できるだけ参加していただきたい。

評価方法
調査への参加、レポート

テキスト
 

備考
調査には2回とも参加することがのぞましいが、やむを得ずいずれか不参加の場合でも、代替物の提出をもって評価する。