日本児童文学作品研究2 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
264051 | 児童文学科 | 後期 | 2・3 | 1 | 金 永順 |
授業の主題(テーマ) |
日本と韓国の児童文学作品を読む。 |
授業の目標(講義概要) |
韓国の近代児童文学は日本からの影響が大きい。日本の作品が韓国にどう受容され、どういう変遷をたどることになったのか、その原点となる日本の作品と照らし合わせて読むことにする。また1960年代に入ってからは社会的背景の共通性からくる作品の傾向の類似が見られる。日本と韓国の児童文学を近代から現代まで照らし合わせて読むことによって作品のもう一つの広がりを探る。 |
授業計画 |
@近代児童文学:豊島与志雄の「天下一の馬」の韓国での受容。 @.「天下一の馬」と「黄牛とトケビ」の関係を見てみる。 A.両作品を読む。 B.絵本になっている『うしとトッケビ』を読む。 A1960年代の作品:山中恒の作品を読む。 @.山中恒と韓国の作家の李元寿の作品や関係について紹介する。 A.山中恒の作品を読む。『ぼくがぼくであること』を取り上げる。 B.李元寿の作品を読む。 B1980年代作品:川村たかしの作品を読む。 @.川村たかしの『昼と夜のあいだ』と韓国の『ねこぐち村の子どもたち』の関係を紹介する。 A.川村たかしの『昼と夜のあいだ』を読む。 B.キム・ジュンミの『ねこぐち村の子どもたち』(日本語訳)を読む。 C1990年代以降の絵本を取り上げる @.昔話絵本『さるかに』と韓国の『アズキがゆばあさんとトラ』を読み比べる。 A.昔話絵本『ふるやのもる』と『干し柿とトラ』を読み比べる。 D韓国に翻訳されている日本の児童文学と日本に翻訳されている韓国の児童文学について実際の作品を取り上げ紹介する。 以上、それぞれの項目で2,3回の授業を行う。なお順番は入れ替わる可能性がある。 |
評価方法 |
レポート |
テキスト |
備考 |