絵本論講義 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
263801 | 児童文学科 | 前期 | 3・4 | 2 | 正置 友子 |
授業の主題(テーマ) |
アメリカの絵本の歴史―コルデコット賞受賞作を中心に― |
授業の目標(講義概要) |
現代の絵本の歴史を語るとき、アメリカの絵本を抜きにして語ることはできません。アメリカは多様な民族の出自からなっており、アメリカの絵本の歴史の世界も多様な文化を背景にしています。絵本という表現芸術は、テーマ、イメージ、物語性、デザインを、民族性とオリジナリティを抱え込むことで豊かにすることができます。コルデコット賞受賞作を中心に、アメリカの絵本の歴史を辿り、現代絵本の流れと状況を考えます。 |
授業計画 |
1. アメリカの絵本の歴史 2. アメリカの絵本の始まり 3. バートン:アメリカの歴史と女性の生き方を抱えて 4. エッツ:「個(己・孤)」を生きる存在 5. ワード:開拓時代の絵本化 6. ブラウン:昔話の絵本化 7. レオーニ:個を生きること・社会的に生きること 8. キーツ:地域社会の中の存在 9. センダック: 現実世界から空想世界へ 10.スタイグ:親であること・子であること 11. シュレヴィッツ:生きるということの意味 12. オールズバーグ:現実の中に潜むファンタジー 13. ウイーズナー:現実を分解する 14. アレン・セイ:日本という故国 15.まとめ |
評価方法 |
レポートの内容と授業への参加状況を総合して評価する。 |
テキスト |
備考 |
日頃から、絵本を丁寧に、深くみるように心がけてください。また、絵本原画展だけではなく、美術展も訪れて、絵本を見る目を豊かにしてください。 |