環境心理学 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
232501 | 心理学科 | 前期 | 3・4 | 2 | 太田 裕彦 |
授業の主題(テーマ) |
環境心理学の概要とその主たるテーマを学び,人間と環境との関わりについて理解する。 |
授業の目標(講義概要) |
環境心理学の成立過程とその方法論を知った上で,環境に関する主なテーマについて概説し,われわれ人間はどのように環境を認識しまた環境とどのように関係を構築しているのかを理解し,人間にとって環境とは何なのか,環境を考える視点にはどのようなものがあるのか,という基礎的問題を考えていく。 |
授業計画 |
第1回 オリエンテーション:本講義「環境心理学」のねらいと進め方,評価の方法等について説明する。 第2回 環境心理学とは何か:環境心理学は学際的領域である。その成立の歴史的背景や対象となる広範な問題について概説する。 第3回 環境とは何か:環境をどう考えるべきか,その分類や視点などのついて概説する。 第4回 環境認知:人間は環境をどのようにとらえているか。環境認知のあり方について具体的な研究例を紹介しながら説明する。 第5回 空間と人間(1):人間と空間との相互作用の過程で現れるさまざまな行動について、なわばりやプライバシーの観点からとらえる。 第6回 空間と人間(2):人間と空間との相互作用の過程で現れるさまざまな行動について、パーソナルスペースや密度の観点からとらえる。 第7回 場所:人間にとって場所とはどのような意味や関係を持つのかという問題を取り上げる。 第8回 自然観:人間の歴史上さまざまな自然観や宇宙観が生まれてきた。それらの特徴や文化・風土との関係性について考える。 第9回 自然環境:人間にとって最も基本的環境である自然を取り上げ,人間と自然との関わりについて概説する。 第10回 都市環境:人工環境の代表例として都市を取り上げ、都市環境の特性や諸問題について考える。 第11回 居住環境:住居や周辺地域からなる居住環境を人間がどのように認識し、どのように生活しているのかを考える。 第12回 環境とストレス:環境との相互作用の過程で生じるストレスの問題について取り上げる。 第13回 まとめ:これまでの講義を総括し,環境心理学の今後を展望する。 第14回 予備日 |
評価方法 |
出席および授業への参加等:40% 学期末試験成績:60% |
テキスト |
備考 |
授業で使用するスライドのハンドアウトを配布する。その他,必要に応じてプリント類を配布する予定。 |