社会調査法

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
232301   心理学科 前期 3・4 2 岩渕 亜希子

授業の主題(テーマ)
類型やデータの読み方など、社会調査にかんする基本的なことがらについて解説します。

授業の目標(講義概要)
社会調査は現実を知るための基本的な方法のひとつであり、政府による統計調査、マスコミによる世論調査、企業によるマーケティングなど、現実社会のさまざまな場面で使われています。調査の種類と特徴、目的に応じた調査法の選定、既存データの活用法、社会調査の今日的意義、調査倫理・プライバシー問題などの解説を通じて、社会調査を受ける側、社会調査を行なう側の両方の視点から、社会調査について理解することを目指します。

授業計画
1 オリエンテーション
2 社会調査の目的、意義、今日的課題
3 社会調査の類型(1) 目的、実施主体による分類と特徴
4 社会調査の類型(2) サンプリング手法、調査対象者、時間・時点にもとづく分類と特徴
5 社会調査の類型(3) 量的調査と質的調査、記述的調査と説明的調査
6 社会調査の実例を読む(1) 統計的・量的調査
7 社会調査の実例を読む(2) 事例研究・質的調査
8 社会調査のプロセス 調査計画と実査の全体像をつかむ
9 既存データへのアクセス 二次データの検索と活用
10 社会調査の成果へのアクセス 文献・報告書・論文の検索と活用
11 ミニ演習:社会調査を計画する(1)
12 ミニ演習:社会調査を計画する(2)
13 ミニ演習:社会調査をやってみる
14 ミニ演習:社会調査データをまとめてみる
15 ミニ演習:調査結果を報告する
※履修人数等により、内容を変更する場合があります。

評価方法
@講義時間内に行なう小テスト、ミニレポートの成績
A講義時間に行なうミニ演習への参加度と成果
以上2点を考慮して評価します。

テキスト
テキストは使用しない。資料を配布する。

備考
特に講義後半では、講義前半の内容をふまえての積極的な参加と課外活動を要する。楽に受講できる内容ではないので、覚悟の上履修すること。