児童福祉論B(介護)

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
223651   人間福祉学科(介護福祉) 後期 2 2 坂本 健

授業の主題(テーマ)
子ども家庭福祉の制度と実践についての体系的理解

授業の目標(講義概要)
 子ども家庭福祉の基礎理論として、法制度の運用過程に則しつつ、今日の子ども・家庭を巡る諸状況を分析、制度改革の動きに着目しながら、現代社会における子ども家庭福祉の重要性を検証する。そして子ども家庭福祉のこれからの方向性、現時点における支援方法とその実践課題について、最新の統計資料や実践事例、また視聴覚教材などを活用しながら、具体的かつ総合的な考察を進める。

授業計画
主として、子ども家庭福祉施策の現状と課題、子ども家庭福祉と専門職、子ども家庭福祉における支援方法などについて論じる。
第1回 子ども家庭福祉施策の現状と課題(保育サービスと子育て支援サービス)
第2回 子ども家庭福祉施策の現状と課題(保護を必要とする子どもと家庭への福祉サービス@)
第3回 子ども家庭福祉施策の現状と課題(保護を必要とする子どもと家庭への福祉サービスA)
第4回 子ども家庭福祉施策の現状と課題(子ども虐待への対応)
第5回 子ども家庭福祉施策の現状と課題(非行問題への対応)
第6回 子ども家庭福祉施策の現状と課題(ひとり親家庭への福祉サービスとドメスティックバイオレンスへの対応)
第7回 子ども家庭福祉施策の現状と課題(諸外国の現状)
第8回 子ども家庭福祉施策の現状と課題(まとめ)
第9回 民間サービスの役割と意義およびその現状
第10回 子ども家庭福祉の実践と担い手(専門職とその役割)
第11回 子ども家庭福祉の実践と担い手(関係機関との連携のあり方と民間団体、ボランティア)
第12回 子ども家庭福祉と住環境、バリアフリー
第13回 子ども家庭福祉分野における相談援助活動
第14回 子ども家庭福祉の課題と展望
第15回 後期試験

評価方法
定期試験を中心とする。

テキスト
高橋重宏・才村純編『子ども家庭福祉論』(建帛社)

備考
各自が見学やボランティア活動、さらには実習やさまざまな実践活動などを通して得た体験を整理し、それを発展させる場とするために、積極的な授業参加が期待される。