社会福祉専門演習TA

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
223256 (6) 人間福祉学科(介護福祉) 前期 3 1 隈元 泰弘

授業の主題(テーマ)
幼児教育の思想と社会福祉の哲学

授業の目標(講義概要)
人はその乳幼児期に生涯において最も大切なものを学ぶ。しかし、「最も大切なもの」とはなんであろうか?
社会福祉とは、人を大切にする社会を実現することである。しかし、本当の意味で「人を大切にする」とは、どのようにすることであろうか?
本ゼミでは、このような保育や社会福祉の根本問題を考える。
各自が自分の興味ある課題を見つけて研究発表を行い、自由に議論して考える。各自の問題をより深く突き詰めることが目標である。

授業計画
1. はじめに:幼児教育の現状と課題
2. 乳幼児とはそもそもどのような存在か
3. 幼児教育の具体的諸問題
4. 幼児教育問題の根本原因
5. 幼児教育問題解決への手掛かり
6. 幼児教育における保育士の役割
7. 幼児教育を通しての保育士自身の成長
8. 幼児教育思想の二類型 その1.内在的素質の開花を目指す教育
9. 幼児教育思想の二類型 その2.外的価値の獲得を目指す教育
10.幼児教育思想 その1.子どもの発見:ルソー
11.幼児教育思想 その2.幼稚園の創設:フレーベル
12.幼児教育思想 その3.自ら学ぶ子ども:デューイ
13.幼児教育の思想と実践
14.保育園の歴史と現状
15.まとめ:将来への展望

評価方法
研究発表、レポート、平常の参加態度によって総合的に評価する。

テキスト
 

備考
学問は問題を発見することから始まる。何も問題がなさそうに思えるところにも、感性を鋭くすれば、様々な問題が見えてくる。保育や福祉にかかわる様々な問題を見つけ、それについて考えていく。