司法福祉論(保育)

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
220401   人間福祉学科(保育福祉) 後期 3 2 成田 正一

授業の主題(テーマ)
「司法」と「福祉」の交差点で展開される司法福祉の実際について学ぶ。

授業の目標(講義概要)
 少年非行や家族紛争が司法過程でどのように扱われるかについて学ぶ。具体的には,少年非行をめぐる司法福祉の実際,家族紛争等をめぐる司法福祉の実際及び司法福祉論の現在について解説する。講義はできる限り具体的事例を織り込みながら進める。

授業計画
1 少年非行をめぐる司法福祉の実際(4時限)
 (1) 現代型非行の特徴
 (2) 少年事件手続き
 (3) 受理,調査,鑑別,審判,試験観察,処遇
 (4) 機関
2 非行類型による理解(3時限)
 (1) 暴力非行
(2) 性非行
(3) 薬物非行
3 家族紛争等をめぐる司法福祉の実際(2時限)
 (1) 司法的機能と福祉的(人間関係調整的)機能
(2) 家事調停と家事審判
4 類型別事件処理過程(4時限)
  夫婦の事件,子どもの事件,親子の事件,高齢者の事件
5 司法福祉論の現在(2時限)

評価方法
レポート,出席状況及び授業への参加態度により評価する。

テキスト
 書名,著者名  よくわかる司法福祉  村尾泰弘,廣井亮一著
 出版社,価額  ミネルヴァ書房  2,500円

備考