精神保健福祉論B

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
212601   人間福祉学科(社会福祉) 後期 3 2 加納 誠

授業の主題(テーマ)
まだ緒についたばかりの精神障害者福祉について最新情報を交えながら検討する。

授業の目標(講義概要)
精神障害者のおかれている社会的立場は、常に差別と偏見にさらされている。障害者としての位置づけの歴史も、平成年春に改正施行された障害者基本法によるものであり、一方では精神保健福祉法や触法障害者法など強制的入院制度による縛りがかけられている。これらの歴史と現状を正しく認識し、歴史の浅い「障害者」としての彼らを正しく捉え、その社会的立場を検証すると共に、その正しい支援の在り方について検討する。精神保健福祉士、社会福祉士を目指す諸君には必須の講義である。

授業計画
年間を通して下記の事項について学習する
@精神障害者のおかれてきた歴史
A精神障害者を取り巻く法律
B「精神障害」の正しい知識と理解
C「精神障害者」の現状
D今、精神保険福祉士や社会福祉士に何が求められているのか?
E精神障害者を取り巻く差別や偏見の現状
F新聞報道による「こころの健康作り」について
G精神保健福祉法や障害者自立支援法など関連する法律の動き
H諸外国の精神保健福祉の現状
Iその他、精神障害者支援の方法と実際
これらについて、学生諸君の声を聞きながら学習する。

評価方法
講師より提示された「精神障害者福祉」および「ケースワーク論」に関し、レポートを提出することで評価する。

テキスト
講義当日に講師が資料を配付する。

備考
社会福祉士や精神保健福祉士を目指す貴女方には必須の講義です。一緒に精神障害者の新しい福祉について考えましょう。