心理学実験�T

授業コード	受講区分	学科	授業期間	履修年次	単位	担当者
162502	(2a)	人間科学科	通年	2	4	三雲　真理子・担当者未定・村上　幸史・森本　美奈子

授業の主題（テーマ）

心理学における実験・質問紙調査・観察・評価

授業の目標（講義概要）

心理学における実験、質問紙調査、観察、評価の仕方などに関して実践的に学習する。テーマについて受講者が主体的に参加し、観察、評価、データ収集などを行い、得られたデータを統計学的に解析してグラフや表にまとめ、データの示す内容を考察し、最終的にレポ−トとして仕上げる。

授業計画

【森本担当分】 臨床現場における心理学的介入の実際を学ぶ ■介入方法とアセスメントの仕方 ・様々な心理学的介入の紹介 ・筋弛緩法や呼吸法などのストレスマネジメント技法の体験と習得 ・心理学的介入の評価研究におけるアセスメントの色々 ■介入実践とその評価 ・介入効果を知るためのデータ解析 ・実際データの整理および分析によるレポート作成 ・継続したストレスマネジメントによる変化に関する報告 【村上担当分】 実験を通して、我々が持つ社会的な視点や行動に与える影響力について考える眼を養う ◆実験的観察法1：個人と集団の長所と短所 　(1)実験の実施 (2) 概要の説明 (3) データの整理・分析 ◆実験的観察法2：統制の錯誤（illusion of control） 　(1)実験の実施 (2) 概要の説明 (3) データの整理・分析 ◆実験的観察法3：帰属の錯誤（fundamental attribution error） 　(1)実験の実施 (2) 概要の説明 (3) データの整理・分析 ◆メディア分析：新聞・雑誌における記事分析 　(1)分析作業 (2) 概要の説明 (3) データの整理・分析 【三雲担当分】 ◆学習の上昇過程に関する実験 ◆知覚の錯覚に関する実験 ◆ 記憶に関する実験 いずれも (1)実験、調査内容、実験計画の説明、実験準備 (2) 実験(データの収集) (3) 整理・分析・考察 (4) レポート作成の注意点などの説明 (5) レポート作成 の順でレポート完成をめざす。 【担当者未定】

評価方法

出席状況とレポート提出（調査や実験への参加が大変重要な科目です。またレポートは必ずすべて提出してください）

テキスト

書名：『心理学 実験・研究レポートの書き方―学生のための初歩から卒論まで』　 編・著者名：　B・フィンドレイ 著；細江達郎・細越久美子 訳　 出版社：　北大路書房　 価格：　\1，300 (税別)

備考

受講生は、４グループに分かれます。各グループは、４教員の内、前期２教員、後期２教員をオムニバス形式で受講し（グループにより受講の順序が異なる）、前後期を通して全教員のテーマを受講することになる。詳細は年度初めに知らせる。