教育学講義A |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
161301 | 人間科学科 | 前期 | 2・3・4 | 2 | 新 茂之 |
授業の主題(テーマ) |
ケアリングの観点から教育の現代的な課題を考察する |
授業の目標(講義概要) |
「ケア」あるいは「ケアリング」という言葉は、教育の分野でも注目が集まるようになった言葉です。それでは、ケアリングの観点は、教育にどのような光を投げかけているのでしょうか。教え育む営みを、ケアしケアされる関係として捉えることで、いったいなにが見えてくるのでしょうか。本講義では、そのことについて、ケアリングに関する最近の研究に基づきながら、みなさんといっしょに考えていきたいと思います。 |
授業計画 |
1.ケアリングの実際(第1週・第2週・第3週) 教育的ケアリングとケアリング教育の違いを考えます。 2.保育におけるケアリング(第4週・第5週・第6週) 保育で果たされるケアリングを、実践例を通して学びます。 3.看護におけるケアリング(第7週・第8週・第9週) 看護の場面においてなにが問われるのかを明らかにして、ケアリングの観点の有効性を検証します。 4.福祉おけるケアリング(第10週・第11週・第12週) 福祉におけてケアリングの見方がどのような意味があるのかを検討します。 5.教育におけるケアリング(第13週・第14週・第15週) これまでの考察を踏まえたうえで、だれかほかのひとをケアすることの教育的意味を探ります。 |
評価方法 |
教室で提示する課題(50%)と学期末に課すレポート試験(50%)で評価します。 |
テキスト |
『ケアリングの現在』中野啓明・伊藤博美・立山善康編著 晃洋書房 2,800円(予定) |
備考 |