精神保健福祉論

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
152351   人間福祉学科 通年 3 4 加納 誠

授業の主題(テーマ)
ようやく「障害者」の位置づけとなった精神に障害を持つ人たちの支援と福祉を考える。

授業の目標(講義概要)
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)を背景に、精神障害者の人権、福祉、現行法体系の現状、問題点を学習する。現在、日本の精神障害者が置かれている現状を、講師の実践経験に即した内容で講義することにより、机上の福祉論ではなく実際の症例に基づき講義を進める。施設の見学も含めて学習してもらう等、将来、精神保健福祉士の国家試験受験にリンクする重要な授業であるので、安易な気持ちで受講することは許さない。

授業計画
日本及び諸外国の精神障害者福祉の歴史
日本の精神障害者の現状
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)の体系と法の歴史
関係機関による精神障害者支援の現状
精神疾患の分類
心を病む人とのつきあい方
日本の精神障害者福祉の現状
精神保健福祉士を目指す諸君のために
現行法の課題

精神保健福祉士法
精神保健福祉士による精神障害者福祉とは
精神保健福祉士の課題
過去の精神保健福祉士の実践活動と問題点

精神障害と成年後見
精神障害者福祉の現状
障害者基本法と精神障害者
知的障害、身体障害と精神障害

精神保健福祉士国家試験のために

評価方法
前期、後期ごとにまとめのレポートを提出させて評価する。

テキスト
 

備考
本講義は、将来、精神保健福祉士の国家資格取得を目指し、精神障害者という歴史の浅い障害福祉の分野での活動を目指す貴女たちのためのものです。この道を目指す人はぜひ受講を。社会福祉士を目指している方も是非受講を。