日本児童文学前史演習T

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
131051   児童文学科 前期 2 1 加藤 康子

授業の主題(テーマ)
御伽草子を読む

授業の目標(講義概要)
室町時代に生まれた御伽草子には多くの物語があり、例えば、鉢かづき、物くさ太郎、一寸法師、浦島太郎のようによく知られ、現代でも読み継がれていて、児童文学のルーツとも言われている。だが、猿源氏草紙、蛤の草紙、梵天国、猫のさうし、さいき、などのように、今日ではあまり知られていない作品も多い。この授業では御伽草子からいくつかの作品をとりあげ、作品の内容について、現代語訳や注釈などの作業をきっかけとして分析し、自分なりの読み方を考えていく。また、子どもたちへの伝え方も考える。

授業計画
以下の項目にしたがって、口頭発表を中心にして、授業を進める。
1.御伽草子の概要
2.研究の方法…「一寸法師」
@音読、概要
A現代語訳、注釈
B比較、分析
C考察
D伝え方や再話
3.口頭発表
4.レポート

評価方法
1.参加状況 2.提出物 3.口頭発表 4.レポート を総合して評価する。

テキスト
 

備考
テキストについては授業中に指示する。