日本文学講義VB

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
117651   日本文学科 後期 3・4 2 木村 正明

授業の主題(テーマ)
”哀歌”の詩人・伊藤静雄

授業の目標(講義概要)
荻原朔太郎に、「日本にもまだ詩人が一人いた」「昭和の島崎藤村」と絶賛された伊藤静雄。亡父の残した借財のため、愛する人への思いも心の奥底に潜め「愛されるためには、お前はしかし命ぜられてある」「我が死せむ美しき日のために、連嶺の夢想よ!汝が白雪を、消さずあれ」と哀切にうたう他なかった詩人の、主として第三詩集『春のいそぎ』の歌を辿ってゆきたい。

授業計画
1.講義概要説明
2.伊藤静雄の人となり
3.伊藤静雄と周辺の詩人たち
4.伊藤静雄と住吉中学
5.伊藤静雄の日記
6.伊藤静雄の詩の特徴

評価方法
レポート(又は試験)に依る。出席・受講態度を重視する。

テキスト
杉本秀太郎 編 『伊藤静雄詩集』(岩波文庫)

備考