図書館の文化史

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
108151   教養 後期 2・3・4 2 仲井 徳

授業の主題(テーマ)
現代社会における公共図書館の役割について、文化史的に考える。

授業の目標(講義概要)
図書館サービスの必須要件である「図書」「雑誌」について、形態的、機能的に来歴・構成・紙・装訂などの基本概念を学ぶ。また、「図書」に代表されるパッケージ系メディアに対して、現今の「インターネット」に代表されるネットワーク系メディアの特質をとりあげ、「情報」の現在を考えたい。次に、「図書館」の歴史、とりわけ近・現代公共図書館のあゆみを学ぶことにより、「図書館」の社会的役割と将来展望について考えてみたい。

授業計画
1 図書の歴史
@ ホモ・サピエンスの誕生
A 文字の発明と書写材料
B 紙の発明
C 図書の発明
D 図書と印刷・出版の歴史
E 装訂の歴史
F 図書以外の図書館資料
2 図書館の発展史
@ 古代・中世の図書館文化史
A 近世・近代の図書館文化史
B 現代図書館の思想
C 日本の図書館文化史
D 現代の図書界
E コンピュータと図書館ネットワーク
F 電子図書館と図書館員
G 図書館の課題と展望

評価方法
平常点及び定期試験(筆記)の成績で評価する。

テキスト
寺田光孝編『図書及び図書館史』(新・図書館シリーズ12)(樹村房) 1,900円(税別)

備考
参考書その都度紹介する。適宜プリント配布、現物回覧、ビデオ上映等により理解を深めてもらう。出席重視。