児童文学特殊講義V |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
531901 | 児童文学専攻 | 通年 | 4 | 谷 悦子 |
授業の主題(テーマ) |
「新美南吉とまど・みちお」 |
授業の目標(講義概要) |
新美南吉とまど・みちおの創作意識・児童文学観を探り、作品研究を通して両者が日本の児童文学史をどのように新しく開いたか考える。 |
授業計画 |
前期は、「ごんぎつね」の作者新美南吉の詩と童話をとりあげ、「デンデンムシノカナシミ」「小さい太郎の悲しみ」「貝殻」などの南吉作品の核にある〈かなしみ〉のモチーフを探る。また、南吉が問題にした<内なる子ども>や「物語性」とは何かについても検討する。 後期は、1994年に日本人として初めて国際アンデルセン賞を受賞した<まど・みちお>の詩・童謡について@始まりの世界A共に生きるB空想・願望といった観点から探り、日本児童文学史上にもたらした新しさ(宇宙的想像力)、表現特徴(子ども観)などについて述べる。とともに、IBBY・JBBYの役割についても言及する。 |
評価方法 |
レポート・試験・出席状況を総合して評価する。 |
テキスト |
授業中に指示する。 |
備考 |