古典の物語

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
274051   日本文化創造学科 後期 2・3・4 2 中川 正美

授業の主題(テーマ)
源氏物語における藤壺宮

授業の目標(講義概要)
藤壺宮は、光源氏が生涯をかけて慕い続けた女君であり、ゆかりの物語を生むほど源氏を支配し、筋を動かしていく女君でもある。その藤壺宮が朝顔巻で、源氏の夢枕に立って恨む。なぜ、藤壺は出現するのか。なぜ、この時期なのか。藤壺の生涯を表現に留意してたどりながら、藤壺宮から紫上への展開を考える。

授業計画
T源氏物語について
U紫のゆかり
V朝顔の巻の問題
W邂逅から逢瀬、出産へ
X桐壺院没後の選択
Y母后としての日々
Z女君の形容表現
[若紫へのまなざし
\藤壺宮から紫上へ
]朝顔巻の藤壺宮

評価方法
定期試験と受講態度。欠席が実授業時間数の三分の一を越えた場合は単位を認めない。

テキスト
プリント

備考
源氏物語第一部のあらすじを図書館などで読んでおいてください。