伝承児童文学作品研究

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
263901   児童文学科 前期 2・3 1 鵜野 祐介

授業の主題(テーマ)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)『怪談』を読む

授業の目標(講義概要)
今から100年前の1904年、英語で書かれアメリカで出版された本書は、アイルランド人の父親、ギリシャ人の母親を持ち、幼少期をアイルランド・イングランドで、青年期をアメリカで、そして晩年を日本で過ごした「漂泊する魂」、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の代表作と目されている。この授業では、<ケルトと日本><霊魂と異界><ロマンティシズムと反近代><子どもにとっての怪談の意味>などをキーワードに、本書に収められた作品を掲載順に読み解いていきたい。

授業計画
第1回 オリエンテーション、ビデオ視聴
第2回 「耳なし芳一のはなし」
第3回 「おしどり」「お貞のはなし」
第4回 「うばざくら」「かけひき」
第5回 「鏡と鐘」
第6回 「食人鬼」
第7回 「むじな」
第8回 「ろくろ首」
第9回 「葬られた秘密」
第10回「雪女」
第11回「青柳ものがたり」
第12回「十六ざくら」
第13回「安芸之介の夢」「力ばか」
第14回「日まわり」「蓬莱」

評価方法
出席、レポート

テキスト
ラフカディオ・ハーン(平井呈一訳)『怪談』岩波文庫(税込483円、2004年12月現在)

備考