児童文学表現論

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
260251   児童文学科 前期 1 2 横山 充男

授業の主題(テーマ)
児童文学の表現

授業の目標(講義概要)
おとなである作者がなぜこどもむけの物語を創作するのか。その際、どのような表現方法がとられるのか。表現されたあと、どのような客観的分析ができるのか。またできないのか。個々の作品の文章表現と構成を明らかにしつつ、創作のもつ意味を探っていく。さらに、研究者の分析と作者の証言もおりまぜて、個々の作品の全体像をつかんでいきたい。

授業計画
1 表現とは何か
  作品と享受者、そして時代性や社会性との関わりのなかで考える
2 三人のファンタジー
  分析の多面性
  あまんきみこ、安房直子、江國香織の作品から表現をみていく
3 リアリズムの視点
  読み手の多面性
  灰谷健次郎の「だれも知らない」をめぐって
4 創作民話とは何か
  斎藤隆介とさねとうあきらがめざしたもの
5 まとめ

評価方法
出席、レポート等で総合的に評価する。

テキスト
編・著者名:横山 充男 書名:児童文学の書き方 出版社:ポプラ社 価格:2,000円

備考
参考文献は、授業中に適宜指示する。