バリアフリーデザイン論

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
243501   生活環境学科 前期 2・3・4 2 延原 理恵

授業の主題(テーマ)
21世紀の豊かな住環境をめざして、バリアフリー化や住環境整備を考える

授業の目標(講義概要)
 高齢者やハンディキャップを持つ人が自立し、安全快適に生活するためには、それを妨げている様々なバリア(障壁)を取り除くことが必要になります。あらゆる年齢、能力の人が暮らしやすいような居住環境を整備するのに、必要な知識を学習し、従来の居住環境を再考し、これからのデザインについて考えます。各々の生活行動上の問題を実感・認識しながら、身体特性等の設計条件の把握や、地域の医療・保健・福祉関係者等との連携、必要な設計手法を身につけることを目標としています。

授業計画
1)バリアフリーとは
2)バリアフリー、ユニバーサルデザインをめぐる社会背景
3)動作とデザイン(加齢変化)
4)動作とデザイン(疾患・障害の特性)
5)介護と住環境の問題点
6)バリアフリー、住環境整備に対する諸関連施策
7)住環境整備の基礎知識(知っておきたい関連法規と建築主要構造)
8)段差
9)手すり
10)スペース
11)行為とデザイン(移動)
12)行為とデザイン(入浴・排泄)
13)行為とデザイン(食事・就寝)
14)福祉用具、製品のバリアフリー・ユニバーサルデザイン
15)まとめ

評価方法
定期試験、レポート、平常点(出席状況、受講態度)を総合的に評価します。

テキスト
『住環境のバリアフリーデザインブック』野村歡・橋本美芽 彰国社 ¥3000+税

備考
住まいの新築・改修の手法や福祉用具・機器の選択などの話では、図や写真を多用して解説していきます。授業には、テキストを持ってきてください。