緑地環境保全

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
241351   生活環境学科 後期 2・3・4 2 鳥本 昇

授業の主題(テーマ)
緑をとおして自分たちの生活を考える

授業の目標(講義概要)
都市公園、森、社寺林、里山は憩いの場、詩情を呼び起こさせる場である。また、大気汚染の進む現在では環境浄化の場でもある。これらの緑地は生態系の重要な一要素であり、そこでは生き物どうしの関わりを認識でき、人間も生態系の一員であることを認識できる。これらの緑地をいかに保護し、また再生していくかが都市化が進む中で重要な課題である。緑をとおして生活や社会のあり方を考え、さらに地球的規模での環境保全について考えたい。できる限り、樹木の枝葉また写真を提示しながら進めたい。

授業計画
第1回: 日本の原始植生ー落葉樹から照葉樹へ
第2回: 樹木と日本人の心
第3回: 世界の森林破壊ー主に中国
第4回: 森林の機能ー水保全、災害防止 
第5回: 里山の意義とその保全、どんぐりの利用(演示実験)
第6回: 都市化と緑(1)ー消え行く緑
第7回: 都市化と緑(2)ー緑の保全、エコロジカルな街づくり
第8回: 屋上緑化とその意義 
第9回: 屋上緑化の例
第10回:ビオトープとその意義(第9回との関連において)
第11回:日本の庭園とその見方
第12回:市民による公園づくり
第13回:全体のまとめ

評価方法
出席状況と期末試験結果で評価する。

テキスト
編・著者名:尼川大録・長田武正 共著 書名:@「樹木1」A「樹木2」 出版社:@A株式会社保育社 価格:@「樹木1」A「樹木2」共に1,545円

備考
推薦図書であり、必ずしも購入しなくてよいが、できるだけ購入してほしい。