心理学実験B |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
230703 | (3) | 心理学科 | 後期 | 2 | 2 | 森本 美奈子・三雲 真理子 |
授業の主題(テーマ) |
心理学における実験・質問紙調査・観察・評価 |
授業の目標(講義概要) |
心理学における実験、質問紙調査、観察、評価の仕方などに関して実践的に学習する。テーマについて受講者が主体的に参加し、観察、評価、データ収集などを行い、得られたデータを統計学的に解析してグラフや表にまとめ、データの示す内容を考察し、最終的にレポ−トとして仕上げる。 |
授業計画 |
【森本担当分】 臨床現場における心理学的介入の実際を学ぶ ◆介入方法と評価の仕方 ・様々な心理学的介入の紹介 ・筋弛緩法や呼吸法などのストレスマネジメント技法の体験 ・心理アセスメントの色々 ・心理学的介入の評価研究におけるアセスメント ◆介入実践とその評価 ・介入効果を知るためのデータ解析 ・実際データの整理および分析によるレポート作成 ・継続したストレスマネジメントによる変化に関する報告 【村上担当分】 社会的な影響力を考える ◆実験的観察法1:集団討議 〜集団で下す決定の特徴を探る〜 (1)実験の実施 (2) 概要の説明 (3) データの整理・分析 ◆実験的観察法2:統制の錯誤(illusion of control) 〜「偶然を支配する力」の源を調べる〜 (1)実験の実施 (2) 概要の説明 (3) データの整理・分析 ◆実験的観察法3:帰属の錯誤(fundamental attribution error) 〜原因を説明することの意味を考える〜 (1)実験の実施 (2) 概要の説明 (3) データの整理・分析 ◆メディア分析:雑誌におけるジェンダーバイアス 〜無意識のうちに取り入れているバイアスを探る〜 (1)分析作業 (2) 概要の説明 (3) データの整理・分析 【山下担当分】 ◆実験的観察法:パーソナルスペースに関する現場実験 (1)概要の説明と実験計画、仮説の構築 (2) 実験の実施 (3) データの整理・分析 ◆質問紙調査法:関西人度調査 (1) ブレインストーミング、調査項目の作成、仮説の構築 (2) 質問紙の作成 (3) 調査の実施、データの収集 (4) データの整理・分析 【三雲担当分】 ◆学習の上昇過程に関する実験 ◆知覚の錯覚に関する実験 ◆ 記憶に関する実験 いずれも(1)実験、調査内容、実験計画の説明、実験準備 (2)データの収集・整理・分析 (3)考察 (4)レポート作成の注意点などの説明 (5)レポート作成 の順でレポート完成をめざす。 |
評価方法 |
出席状況とレポート |
テキスト |
編・著者名:B・フィンドレイ 著;細江達郎・細越久美子 訳 書名:心理学 実験・研究レポートの書き方―学生のための初歩から卒論まで 出版社:北大路書房 価格:\1,300 (税別) |
備考 |
各グループは、4教員のテーマの内、前期2教員のテーマ、後期2教員のテーマをオムニバス形式で受講し(グループによりテーマ受講の順序が異なる)、前後期通して全教員のテーマを受講することになる。詳細は年度初めに知らせる。 |