地域福祉論

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
212301   人間福祉学科(社会福祉) 前期 2 2 玉置 好徳

授業の主題(テーマ)
「地域福祉」を創る

授業の目標(講義概要)
地域福祉とは、これまでの高齢者・児童・障害者などの分野を超えて、地域を「すべての人が生活する場」と位置づけて、地域住民を主人公として行政や講師の社会福祉関係機関・団体などとのパートナーシップのもとに総合的・計画的にすすめられる新しい社会福祉のあり方です。この授業では、地域福祉の基本的な考え方や内容について理解するとともに、地域福祉を実践する力を身につけてほしいと思います。

授業計画
1.地域福祉とは何か
  新しい社会福祉のサービスシステムとしての地域福祉
  地域福祉とコミュニティ
2.地域福祉を推進する組織
  社会福祉協議会
  民生委員
  共同募金
3.地域福祉と在宅福祉サービス
  ケアマネジメントと地域トータルケアシステム
4.地域自立生活支援とコミュニティ・ソーシャルワーク
  地域自立生活支援の考え方としくみ
  新しい援助方法としてのコミュニティ・ソーシャルワーク
5.地域福祉の主体形成と地域福祉計画づくり
  地域福祉計画の基本的考え方
  地域福祉計画の策定方法
6.福祉教育とボランティア活動
  福祉教育
  ボランティア活動
  当事者活動
7.これからの地域福祉の課題
  福祉NPO
  福祉文化の創造
  福祉社会づくり

評価方法
定期末課題と平常授業の総合評価

テキスト
新版 社会福祉士養成講座7『地域福祉論』 福祉士養成講座編集委員会編 中央法規 2,500円(税別)

備考
社会福祉士ならびに精神保健福祉士国家試験の出題範囲を総合的に理解するためには、後期科目の「社会福祉計画論」もあわせて履修することが望ましい。