環境指標生物学 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
164201 | 人間科学科 | 前期 | 2・3・4 | 2 | 鳥本 昇 |
授業の主題(テーマ) |
指標生物を通して環境を観る目を培う |
授業の目標(講義概要) |
環境汚染を啓示する指標生物は多く知られている。水生昆虫は水の、またコケやアサガオは大気汚染の指標となる好個の素材である。物理、化学的な測定値で環境の汚染度を認知するだけではなく、人間と同じく生命活動を営む指標生物が環境の悪化から受けるダメージを肌で感じとることにより、より良い環境の回復とその保全には今我々は何をすべきかを一緒に考える。可能なかぎり、休日を利用して各自が野外で観察して得た資料をもとに講義をすすめたい。 |
授業計画 |
第1回:はじめにー環境変化と生物、環境指標生物の概念 第2回:消えていく生物ー日本における絶滅危惧種 第3回:大気汚染に強い植物弱い植物、高等植物を指標にした環境調査の例 第4回:アサガオによる環境調査、アサガオを鉢植えにして育てる 第5回:育てたアサガオを人工的に大気汚染物質(NO2,SO2)に触れさせる 第6回:タンポポ・セミの抜け殻の調査と都市化 第7回:地衣類と環境、地衣類による環境調査とその意義 第8回:大阪府下におけるコケをつかった環境調査の例 第9回:きれいな水、汚れた水の指標となる水中の小動物 第10回:水中の小動物による環境調査 第11回:環境汚染度を化学的・物理的な方法で知る(演示実験) 第12回:大気汚染の現状 第13回:全体のまとめ |
評価方法 |
出席状況、各自の観察への取り組み状況および期末試験で評価する。 |
テキスト |
備考 |