教育学講義A |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
161301 | 人間科学科 | 前期 | 2・3・4 | 2 | 新 茂之 |
授業の主題(テーマ) |
ケアリングの観点に基づく現代教育の再構築 |
授業の目標(講義概要) |
アメリカの教育哲学者ネル・ノディングズは、ケアリングの観点に基づく教育を提唱しました。教師と生徒の関係は、ケアしケアされる関係とみなせるでしょう。ノディングズに従えば、ケアリングの関係は、教師が生徒を受け容れ、そして生徒が教師を受け容れることで成立する助け合いの関係です。本講義では、こうしたことを踏まえ、どのようにすればケアリングの教育実践が果たされるのかを考えていきたいと思います。 |
授業計画 |
はじめに ケアリングの観点が提起されてきた背景を明らかにします。(第1週・第2週) T ケアするひととしての教師 ケアするひととしての教師は生徒を受け容れなければなりません。(第2週・第3週) U ケアされるひととしての生徒 ケアされるひととしての生徒にも受け容れが求められます。(第4週・第5週) V 葛藤と助け合い (1)ケアリングのなかで教師が直面する葛藤について考えます。(第6週・第7週) (2)教師と生徒の助け合いの内実を闡明します。(第8週・第9週) W ケアリングによって促がされる生徒の成長 教師と生徒のケアリングはいったいどのような成長を促すのでしょうか。(第10週・第11週・第12週) おわりに (1)ケアリングの問題点を指摘します。(第13週) (2)これまでの講義内容を批判的に総括します。(第14週・第15週) |
評価方法 |
教室で指示する課題(50%)と学期末試験(50%)で評価します。 |
テキスト |
ネル・ノディングズ著(立山善康他訳)『ケアリング』(晃洋書房) |
備考 |