教育学概論 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
160701 | 人間科学科 | 前期 | 2 | 2 | 新 茂之 |
授業の主題(テーマ) |
現代日本社会における教育の問題点に関する考察――ジョン・デューイを手がかりに―― |
授業の目標(講義概要) |
教育の方法や内容は、わたしたちの生きる社会とともに、その時代ごとに変遷してきました。それでは、いまのわたしたちにとって、いったい、どのような教育が必要なのでしょうか。本講義では、前世紀に活躍したアメリカの教育哲学者ジョン・デューイの考え方を手がかりにして、いちばん重要な教育機関である学校がどのような役目を果たさなければならないのかを考察し、これからの教育を見通したいと思います。 |
授業計画 |
T 個人中心主義的な立場の問題点 教育においてあまりにも個人が強調されすぎることの問題点を明らかにします。(第1週・第2週) U 個人主義と社会主義の結合 教育のなかで個人と社会がどのように結びつくのかを考察します。(第3週・第4週) V 社会変化の諸相――教育との関連で―― (1)デューイの時代の社会変化(第5週) (2)日本における子どもの世界の変遷(第6週・第7週) W 社会とはなにか デューイの考え方を拠りどころにして、社会の本質に迫りたいと思います。(第8週・第9週) X 学校は小型の共同社会である 学校が教師と子どもたちの共同社会であるための条件を探ります。(第10週・第11週) Y 教育における「仕事」の意義 デューイは教育のなかで「仕事」を重視しています。(第12週・第13週) Z まとめ これまでの講義内容を批判的に総括します。(第14週・第15週) |
評価方法 |
教室で指示する課題(50%)と学期末試験(50%)で評価します。 |
テキスト |
ジョン・デューイ著(市村尚久訳)『学校と社会・子どもとカリキュラム』(講談社学術文庫) |
備考 |