マンガ作品研究 |
授業コード | 受講区分 | 学科 | 授業期間 | 履修年次 | 単位 | 担当者 |
137601 | 児童文学科 | 前期 | 2・3 | 1 | 竹内 長武 |
授業の主題(テーマ) |
手塚治虫マンガの現代性 |
授業の目標(講義概要) |
手塚治虫は、戦後のストーリー・マンガの基礎を作ったと言われる。藤子不二雄、石森章太郎など、数多くのマンガ家に影響を与えた。本講義では、その膨大な作品を、いくつかの視点から読み解く。一般にヒューマニズムのマンガ家、反戦のマンガ家などと称賛される手塚のマンガには、もうひとつの顔がある。本来は芸術家の資質をもちながらも、大衆文化の世界で生活せざるを得なかった苦悩の姿である。そのような側面を読み解いていくことにしたい。手塚マンガの多様性を理解していただければと思う。 |
授業計画 |
第1回 手塚治虫の生い立ちと作品、および授業のねらい 第2回 手塚マンガの科学性 第3回 「鉄腕アトム」のロボット像 第4回 手塚マンガのなかの鳥人と人魚 第5回 表層の美学 第6回 女性像の検討 第7回 分身の発想 第8回 手塚治虫と昆虫 第9回 反戦思想 第10回 トキワ荘の仲間たち 第11回 手塚治虫の映画的手法 第12回 手塚治虫マンガの現代的意義 第13回 参考文献紹介 |
評価方法 |
出席と試験(テキスト持込み可)による総合評価。 |
テキスト |
『手塚治虫論』 竹内オサム著 平凡社 |
備考 |