日本文学作品研究2

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
114351   日本文学科 通年 2・3 2 山崎 淳

授業の主題(テーマ)
『曽我物語』を読む

授業の目標(講義概要)
建久四年(1193)六月、源頼朝が狩りを催す富士野で、曽我十郎・五郎の兄弟は、父の仇、工藤祐経を討ち果たした。この出来事は『曽我物語』として物語化され、人々に親しまれるとともに、後世の文芸にも多大な影響を及ぼした。本講義では、何場面かを取り上げ、この仇討ち譚の発端から終結までを、他の資料も交えながら読んでいく。自ら作品世界に入っていく姿勢を身につけるために、受講する側にも作業や議論を求める。

授業計画
1:『曽我物語』に関する基礎的な説明と講義の進め方
2:事件の発端
3:兄弟の苦難
4:兄弟と母
5:虎という女性の存在
6:仇討ち
7:その後の曽我兄弟
8:後世への影響

評価方法
出席状況(欠席は半期につき三回まで)、平常点(受講態度など)、期末試験(前期)とレポート(後期)から総合的に判断する。

テキスト
使用しない。適宜プリントを配布する

備考