人格心理学特論

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  前期   2 村上 千恵子

授業の主題(テーマ)
パーソナリティ特性の形成と健康問題への応用

授業の目標(講義概要)
パーソナリティを性格に限らず知性も含めた、複合的で多様な個人差に関する領域と考える。パーソナリティを生物・進化的要因や文化・社会的要因、それらの相互作用から形成される過程を概観し、パーソナリティへの理解を深める。パーソナリティがストレスや健康問題にどの様に影響するか、心理療法によりパーソナリティは変化するか、ウエルネスに生きる要因を考察する。

授業計画
以下のトピックに沿って授業を進める。

1.オリエンテーション
2.過去の理論に学ぶ
3.性格の科学を目指して---類型論から特性論へ---
4.個人差の測定
5.ビッグファイブ仮説
6.主要5因子性格検査
7.パーソナリティと遺伝・環境
8.パーソナリティ、社会的状況、相互作用
9.パーソナリティとライフサイクル
10.パーソナリティとストレス
11.パーソナリティと健康・病気
12.パーソナリティと心理療法
13.パーソナリティとウエルネス

評価方法
授業への参加とレポートにより総合的に評価する。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
       

備考
鈴木乙史・佐々木正宏 著 改訂版 人格心理学 放送大学教育振興会 2,400円 村上宣寛・村上千恵子 著 性格は五次元だった 培風館 1,700円