人間と自然環境

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  科専 前期 2 2 天保 好博

授業の主題(テーマ)
身近にある森林のしくみについて知り、人間生活と森林との関わりについて考察する。

授業の目標(講義概要)
(ステップ1)森林に生きる様々な生物集団の特徴を解説し、生物と環境との間の物質やエネルギーの流れ=“森林生態系”という動的な関係について理解する。(ステップ2)従来の森林と人間との関わり方を再考し、世界の森林問題や地球環境問題の原因を自然の法則に照らして考える。(ステップ3)各地で試行されている森林再生のための活動を紹介し、自分たちが今できる事を認識する。(ステップ4)できることから始めましょう!         

授業計画
1)森のしくみをまず知ろう

   ・“森林生態系”と物質循環
 
   ・森林の主役は植物、動物は脇役
  
   ・森林の土の中に広がる世界 〜土壌生態学にビックリ!〜

   ・私はスギの味方 −京都北山、芦生の森の研究誌−

  
2)森と人との関係を振り返る
   
   ・森林の公益的機能とは

   ・森林生態学の応用 −造林技術と日本林業の今・昔−

   ・世界の森林問題 −地球の温暖化現象と砂漠化−


3)森林再生活動の試み

   ・里山ボランティア「茨木ふるさとの森林つくり隊」、どんぐり銀行 etc.

   ・熱帯林の再生学「コーヒー愛飲者は熱帯林を救えるか?!」


4)まとめ
   ・まず実践!「人間にとって森林とは何か」

評価方法
定期試験を中心に出席点を加味する。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
       

備考