知覚心理学

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  科専 前期 2・3・4 2 大芝 宣昭

授業の主題(テーマ)
知覚心理学入門

授業の目標(講義概要)
感覚や知覚は外界の情報を取り込む作業を指し,認知とは取得した情報について操作を加える,より高次な過程である.どちらも刻々と変化する環境世界の中で,生物が適切な行動を行うために必要不可欠な過程である.本講では,感覚・知覚・認知の成立過程や特徴などについて解説する.

授業計画
1. 感覚と知覚
地理的環境と行動的環境,知覚の過程,知覚のずれ,知覚の体制化,奥行き知覚,
運動知覚

2. 神経メカニズム
神経細胞,伝導・伝達の仕組み,目の構造,耳の構造

3. 視覚
順応と視感度,光の物理的特性と感覚的特性,色の見え方,空間周波数

4. 聴覚
音の物理的特性と感覚的特性,純音・複合音・音色,音の感覚尺度

5. 精神物理学
絶対閾と弁別閾,調整法,極限法,恒常法,ウェーバー・フェヒナーの法則,
マグニチュード推定法,スティーブンスの法則,反応時間,ドンダースの減算法

6. 記憶
長期記憶,短期記憶,マジカル・ナンバー7±2,プライミング

7. 知覚の発達
初期学習,臨界期

8. 注意
選択的注意,視覚探索,ポップアウト,意図的過程と自動的過程

評価方法
定期試験(70%)と授業時の小テスト(30%)

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
       

備考