人間科学基礎演習(心理学)

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
(3) 科専 通年 1 2 山下 京

授業の主題(テーマ)
社会的行動の理解と発展

授業の目標(講義概要)
この演習で中心的に取り上げる社会心理学は人間の日常生活に密着した問題を研究の対象としている。前期においては様々な社会関係を説明する概念や理論・モデルを紹介し、具体的事例を取り上げて、社会心理学の基礎概念を解説する。後期では、各自が自分の興味にそった内容の社会現象・行動や心理学の書籍をとりあげて、レジメにまとめて発表を行う形をとる。活発な質疑応答やディスカッションを通じて、受講者が机上で学んだことを実際の社会関係や社会現象をあてはめて理解・応用する力を養うことを目指す。

授業計画
<前期:以下の内容を中心に取り上げる>
・イントロダクション:心理現象や社会現象の本質
・社会的現実性
・欲求と認知(情報処理過程とステレオタイプ)
・他者存在の影響
・社会的動機
・動機づけ過程と内発的動機づけ
・対人魅力と親密性
・社会的知能とスキル
・攻撃と援助行動
・集団過程とリーダーシップ
・生涯発達とキャリア形成

<後期:>
受講者各自が興味ある心理学の書籍や社会現象・行動、トピックをとりあげて、
レジメにまとめて発表、質疑応答・ディスカッションを行う。

評価方法
レポートと試験の成績に授業中の発表・受講態度を加味して総合的に評価する。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
新・くらしの社会心理学 小川一夫 福村出版 2,000円

備考
後期は発表やディスカッションが中心の授業となるので、授業への積極的な参加が望まれる。