人間学概論

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  科専 通年 1 4 隈元 泰弘・茂 義樹・井上 文夫・福西 信幸

授業の主題(テーマ)
人間の本質とそのさまざまな理解

授業の目標(講義概要)
人間にとってもっとも大切なものとはなにか。人間の成長にとって教育はどのような意味をもつのか。人間の社会はどのような仕組みになっているのか。ここではこのような問題を取り上げ、広く人間存在のあり方を考察する。人間学をそのさまざまな側面において概説し、その方法を明らかにすることがねらいである。

授業計画
前期
第1部 人間とその内なる本質  担当 隈元泰弘
 序 現代の根本問題と人間学の意義
 1.人間はいつ人間になるのか――生まれることと人間であること――
 2.愛することの意味と価値――「愛の深さ」と「葛藤を秘めた人間」――
 3.働くことの苦しみと喜び――労働における人間疎外と自己実現――
 4.死と「死して生きる」こと――旅の終りから始まりへ――
第2部 キリスト教的人間観  担当 茂 芳樹
 序
 1.創造と堕落――愛と罪のなかの人間――
 2.律法と解放――権威主義と自立――
 3.愛と赦し――人格を支えるもの――
 4.自由と人権――愛に生きる人間――
 5.環境と共生――共に生きる――
後期
第3部 我々が今なすべきことを考える  担当 井上文夫
 序 現代社会の人間として人生をどう過ごすべきかを考えてみる
 1.一人前の人間になるとはどういうことか
 2.意思決定と行為――あなたは理性の人、それとも感情の人――
 3.意思決定と行為――少し得をしているとき気分は最高――
 4.現代日本社会の結婚はどうなっているか――一致係数から見た結婚――
 5.現代日本社会の結婚はどうなっているか――パス解析から見た結婚――
 6.第二次世界大戦後の日本のレジームはどうなっているか
第4部  担当 福西信行
 序
 1.家庭と教育
 2.学校と教育
 3.社会と教育
 4.自己教育

評価方法
レポート、試験、出席状況、受講態度等によって総合的に評価する。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
授業中に指示する      

備考