日本児童文学前史演習Ⅰ

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  児専 前期 2 1 加藤 康子

授業の主題(テーマ)
御伽草子を読む

授業の目標(講義概要)
室町時代に生まれた御伽草子には多くの物語があり、例えば、鉢かづき、物くさ太郎、一寸法師、浦島太郎のようによく知られ、現代でも読み継がれていて、児童文学のルーツとも言われている。だが、猿源氏草紙、蛤の草紙、梵天国、猫のさうし、さいきのように、今日ではあまり知られていない作品も多い。この授業では渋川版をとりあげ、作品の内容について、注釈や比較の作業をきっかけとして分析し、物語の読み方を考えていく。

授業計画
以下の項目にしたがって、グループによる口頭発表を中心にして、授業を進める。
1.御伽草子の概要
2.研究の方法…「一寸法師」
①音読、概要
②現代語訳、注釈
③構成、比較、分析
④考察
3.口頭発表
①グループでの相談
②口頭発表
4.レポート

評価方法
1.参加状況 2.提出物 3.口頭発表 4.レポート を総合して評価する。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
岩波文庫 黄126-1 御伽草子 (上)(下) 市古貞次校注 岩波書店 1,200円+税

備考