舞台芸術論

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  教養 前期 1・2・3・4 2 上村 幸弘

授業の主題(テーマ)
ヨーロッパの劇場文化

授業の目標(講義概要)
ヨーロッパ演劇の起源となるギリシャから説き起こし、ローマ時代、中世・ルネサンス期を経て、近現代に至るまでの劇場文化を俯瞰する。ここで扱うのは、建築物としての劇場構造そのものであり、それを取り巻く観客・俳優・劇作家たちの物語である。

授業計画
第1回:演劇とは何か−−演劇の条件
第2回:ギリシャの劇場−−ディオニュソス礼讃
第3回:ローマの劇場−−巨大劇場の建設
第4回:中世の芸能活動−−吟遊詩人と大道芸人
第5回:キリスト教文化と演劇−−聖史劇の舞台
第6回:道徳劇・政治劇・歴史劇−−神の物語/王の物語
第7回:ルネサンスの劇場(1)−−ヨーロッパ大陸の場合
第8回:ルネサンスの劇場(2)−−イギリスの場合
第9回:コメディア・デラルテ−−究極の大衆演芸
第10回:バロック演劇−−オペラの舞台
第11回:古典主義演劇−−フランス宮廷劇の世界
第12回:ロマン主義演劇−−ドイツ・ロマン派の舞台造り
第13回:リアリズム演劇−−モスクワ芸術座とスタニスラフスキーの理論
第14回:ウェストエンド(ロンドン)とブロードウェイ(ニュ−ヨーク)

評価方法
定期試験による。4回以上の欠席者には受験資格を与えない。

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備考
テキストは使用しない。毎回レジュメとともに資料を配布する。