暮らしと化学A

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  教養 前期 1・2・3・4 2 鳥本 昇

授業の主題(テーマ)
身の回りの事象を化学の目でみる

授業の目標(講義概要)
日常生活を豊かにするには、事象を化学の目でみる態度が必要である。衣、食、住をみると、そこには化学技術が生み出した物が多く存在する。一方、身近な環境に目を向けると、化学的な知識なしには生活が成り立たない、と言っても過言ではない。ガラスや陶磁器、高分子であるコラーゲンやペットボトル・ポリエチレン、都市ガス、洗剤・蛍光染料、大気汚染物質であるNoxやSoxなどを取り上げ、化学式を使わないで、演示実験、実物の提示を通して科学的にみる目を培いたい。

授業計画
第1回:自然認識の方法、日本の黎明期の科学、近代化学の始まりと天秤
第2回:ガラス・ダイアモンド・陶磁器、簡単なガラス細工を演示する
第3回:花の色素・ウメノキゴケから得たリトマス色素のpHによる色の変化
第4回:洗濯と洗剤・蛍光染料の化学、合成洗剤以前の天然の洗剤
第5回:都市ガス・可燃ガスの性質と取り扱い
第6回:高分子の化学(1)−コラーゲンと化粧品
第7回:高分子の化学(2)−ポリエチレン、ペットボトルと再生繊維
第8回:香りの化学とアロマテラピー
第9回:大気汚染の化学(1)−イオウからニ酸化イオウ、硫酸 酸性雨
第10回:大気汚染の化学(2)−ロウソク1本から発生する窒素酸化物
第11回:地球温暖化を化学の目で
第12回:電池(1)−果物電池、洗剤で作る電池、備長炭電池、太陽電池           
第13回:藍の化学−生葉・乾燥葉で染める
 

評価方法
出席状況と期末試験結果で評価する

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
使用しない。      

備考