古代を掘るA

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  教養 前期 1・2・3・4 2 森岡 秀人

授業の主題(テーマ)
邪馬台国出現の謎を考古学から解明する。

授業の目標(講義概要)
日本古代国家の起源を考える上で、邪馬台国の位置や政治構造、卑弥呼の実態をめぐるさまざまな問題はさけて通ることができない。本講義では、最新の発掘調査資料に基づき考古学からこの課題に迫っていく。あわせて、考古学の研究手法や自然科学を応用した年代測定など、興味深く論じ、古墳の発生についても多くの学説と考え方を紹介する。発掘を扱ったビデオやスライドも用意したい。

授業計画
(1)考古学への招待
(2)考古学からみた邪馬台国像
(3)卑弥呼以前の倭人列島
(4)邪馬台国の女王卑弥呼を考える
(5)卑弥呼を共立したクニグニ
(6)卑弥呼と男弟
(7)卑弥呼の鬼道
(8)墳墓の発掘と邪馬台国
(9)まとめ−発掘調査から得る歴史像−

評価方法
平常の出席を最も重視し、試験の成績を加味する。テキストの参照、ノートの参照は許可する。

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
女王卑弥呼の祭政空間 石野 博信 編 恒星出版 1,400円

備考
日常、テレビニュースや日刊紙などの発掘調査成果にふれ、古代の日本列島の歴史に関心をもつこと。